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人間の事が知りたくて、YOGAの先生に師事している現世的なブログです。

凄い喪失感。。。首里城が

今日はハロウィンだと言うの朝から、

目を覆いたくなるようなニュースが飛び込んできました。。。。

 

沖縄に住み、首里城の復元の仕事にも携わらせて頂いていたので、

これはキツいです。

www3.nhk.or.jp

 

あって当たり前

 

 

あっけなく無くなっていく喪失感。

 

どれだけ多くの方々が、

首里城を守り続けるために尽力してきた事でしょう?


どれだけ多くの方々が、
首里城に見守られて過ごしてきた事でしょう 

 

特に沖縄の方は、

沖縄戦の戦火に首里城が倒れると言う、

デジャブに苦しむ方もいるでしょう。


沖縄を訪れる多くの県外国外の方々の思い出に、

また沖縄に訪れた事がない方々にも、

「沖縄」を残してくれているのも

首里城だと思います。


平和の象徴でもある首里城

 

ホント影響は計り知れないですね。
沖縄に生まれ、育った方には、
首里城がない」

って状況を全く想像も出来ないと思います。

 

首里城とは

 

首里城は、

約450年間にわたる琉球王国の王宮であり、

政治、外交、儀礼などの栄華を築いてきたのです。

 

1879(明治12)年の琉球処分による王国崩壊後も、

旧国宝に指定されるなど文化財としてあり続けました。

 

 

1945(昭和20)年、沖縄戦での激しい攻撃により

首里の丘にあった文化的遺産は全て灰となってしまったのです。

 

そこからの首里城の復元は、

琉球王国の技術の枠を集めたお城を

歴史、建築、土木、工芸等の技術が結集した巨大プロジェクトと言えると思います。

 

 

 

沖縄の知人

 

 31日当日、

沖縄の知人は、
首里城の鎮火も待たずに

ある計画を見直す審議会に参加したそうです。
奇しくも
今日の審議議題は

文化財等」

について。

 

 

「まだ消火活動と状況把握の最中なので
公式なコメントをできない中での審議会開催で申し訳ないのですが」

という中で、

座長により

「気持ちも重い中ですが、気持ちを切り替えて審議事項を進めましょう」とスタートし

たそうです。

 

 

文化財の扱い
・文化をどう継承していくのか
・文化を継承する人材をどう育成し活躍させるのか
・県立芸大の役割や今後の展開
・予算

・成果

・表現


など、一通り審議はスムーズに終了したそうです。

 

が、
今沖縄全体を覆い尽くすもの凄いレベルの喪失感。

 

個人でいえば
そんな毎日首里城の事を思う訳でもないのに
なくなって初めて
なんかやっぱりアイデンティティに響く
この言葉にならない感覚。

 

こんな感覚がやっぱり「文化」の一番の価値であると

思ったようです。

 

「計画」「予算」「成果指標」「目標到達度」

と言った指標の上で語ることの限界というか、
難しさや無力さをじわっと感じたそうです。

 

そして一番印象的な言葉が

 

「たぶんこの日を忘れない。」

 

ホントそうだと思いますね。

 


PS

 

 

今日は、断食日でもあるので、

このニュースと重なって早めの就寝とします。

 

では、おやすみなさい。