身体の不思議 腰
月の要。
腰は、漢字で書くと『月の要』ですね。
『月』は、
身体の器官ほとんどに付いている漢字です。(心臓、肝臓等)
人の身体と月が、
関係性が深いという事なのでしょう。
腰は、身体の『要』でもあるので、
これを痛めてしまうと身体全体への影響が大きいですね。
というのも、
自分が、背骨の側湾からくる腰痛で10年以上苦しんでいたんですよ。
そもそもの発見は、
大学生時代、体力が余っていて、
当時Xスポーツと呼ばれるスポーツが流行している中、
色んなものをやっていました。
友人とトライアスロンサークルを作り、
トライアスロンをバリバリしておりました。
(現在もそのサークルは後輩達がやっていて存続しているようですね。)
なんか腰が痛くて、BIKEが苦手だったんです。
痛くてペダルが踏めない状態で。
BIKEで腰を消耗し切ってRUNに移るものだから、
RUNもキレがない。
SWIMで順位を上げて、後は下り坂という。。
自分、全然向いてないかもな〜と思っていたのです。
で、BIKEをなんとかしたいと思い、
大阪の工房にバイクのフルオーダーをすることにしたんですね。
フルオーダーですから、採寸をするんですが、
その時、工房の主人に、
『珍しい背中しているね。左右の筋肉差が凄い』
って。
自分では、背中の筋肉なんか気にもしたことなかったので、
そんなこともあるのか?と思いました。
大学を卒業し、社会人になり、
新しいチームに出会い、所属しました。
そのチームが、理学療法士さんが多くいらっしゃって、
自分が腰が痛いんですよね。なんとかなりませんか?
と言っていたので、練習中に診てもらったら、
病院で診てもらった方が良いよという事で、
チームの方の勤務先の病院へレントゲンを撮りに行ったのです。
そこで、
あれ?背骨が曲がっている?
という事が発覚しました。
要は、側湾していたのです。
それを知った時には、本当びっくりしました。
え!?
みたいな。
幼少期には、特に問題がなかったと思いますので、
成長期以降に曲がったと思われます。
自転車の工房の主人が言っていた、
左右の筋肉差もこの側湾によるものだったんです。
左側の背筋のみで運動しているようなものですから、
当然、左側が発達しますので、左右差が生まれた訳です。
左ばかりを働かせるものだから、
オーバーワークになり、足が止まる。
腰回りが固まるので、全身の連動が出来ずに、
動きがおかしくなり、不要な筋肉まで疲労し、
失速し、終いには歩いてゴールを目指すみたいなことになっていたのです。
その影響による腰痛。
姿勢が悪いとか、
RUNは腰を前傾させると良いよと言われても出来なかったのは、
この側湾の影響によるものだったんです。
それで、チームの方がいらっしゃる事もあり、
病院はあまり好きではなかったですが、
その病院でリハビリに取り組む事に決めました。
が、そろそろ長くなったので、
続きは次回で。