冒険すること、体験すること、触れること。

人間の事が知りたくて、YOGAの先生に師事している現世的なブログです。

アプネア・フリーダイビング 人間の身体の神秘 その1

前回、身体的に適正がなかったと書きましたが、

具体的に書くと耳なんですね。

 

耳管ってあるんですが、

それが細いと耳抜きがし辛いので、

水圧がかかる水中では、如何に酸素を使わずに耳抜きをするのか?
これが重要になってきます。

 

なので、

そもそも向いて無いと言う事を、耳を痛めて気づいたので、

皆さんも注意して下さいね。

 

 

無呼吸

運動は、

有酸素運動無酸素運動って分類されると思います。

 

フリーダイビングは、
無呼吸状態で運動をすると言う事になりますので、

無酸素運動に分類されると思います。

 

無酸素運動は、厳密に言うと、

本当に酸素を取り入れない状態、

呼吸をしないでする運動という意味ではなく、

あくまでも運動の強度が高いために酸素を使うことができず結果として、

酸素を必要としないでできる運動の事を指していますので、

酸素がない水中の運動は、ニュアンスが違うかもしれませんが。

 

漫画でバキってご存知ですか?

強さに憧れる男性なら、その強烈な内容に惹かれ、

ファンの方も多いと思います。

身体の事も、実は勉強になったりしますし。

特別編のSAGAにはホント驚きましたがwww



その中に登場する最凶死刑囚スペックが登場するのですが、
この死刑囚が凄い!

 

驚異的な身体能力の持ち主で、全力で5分間の無呼吸運動が可能なんですよ!
で、その能力を生かした脱獄シーンが凄いんですよ!

なんと水深200mの潜水艦に設けられた監獄からなんです!

そこから泳いで水面まで上がって来てしまう!

まさにフリーダイビングですよね!

しかもフィン無し!

 

後半が勝負

実際のフリーダイビングの競技を見ていきましょう。

素潜りを体験している人なら想像しやすいのは、

コンスタント・ウェイト・フィン有り(CWT)がもっとも近い競技内容だと思います。

 

ちなみに、CWTの世界記録は130m程度なので、潜って、水面に戻るまで、

4分程もかかります!4分の無呼吸状態!

フリーダイビングの競技は、
水深が深い水中だと体温を奪われるので、ウエットスーツを着用します。

 

そうすると、最初の水深10mが沈みにくいので、

体重とのバランス考えた適正な重さのウエイトを腰に巻きます。

 

水深10m以深となると、フリーホールしていきます。

キック無しでも、落ちていくんですよね。

 

この特性を考えて、オーバーウエイトにしていたら、早く沈むじゃん!

と思ったあなた。

 

水中に潜った状態を思い出して下さい。

はい。

水面から頭を沈め、潜りました。

苦しくなりました。

水面に上がってきました。

 

この一連の流れ。

そうなんです!


潜ってから、

水面に戻ってきて、大丈夫だと確認出来るまでが競技なのです!

人間は、水中で生きれないので、水面に戻るしかないのです!

 

前半。

潜っている最中は、水圧でどんどん沈むので、ほとんどキックが必要ないくらいです。

が、あの1mものフィンは何のためか?

そう、後半!

生還するため、必死でキックして戻ってこないと死んでしまうという現実。

これが、この競技の恐ろしい所です。

しかも深い所は、なかなか進まないでしょう。

 

なので、仮にオーバーウエイト気味で潜ってしまうと、

大変危険なのです!

ホント気をつけないといけません!

実際にこれで亡くなった方もいますので。

 

 

  PS

無呼吸運動。

 

人間の身体ってホント凄いと思うんですが、

皆さんも子供の頃に洗面器に水をはって、誰が一番長く息を止められのか?

やってみませんでしたか?
あれの延長って感じもなくもないですよ。

 

フリーダイビングには、あの息止め競争に近いものをあるんですよ!

スタティック・アプネア(STA)

と言いますが、

呼吸を止め、水面に浮き、その時間を競うんですよね。

 

⭕️世界記録 11分35秒

 

もうよくわからないほど長いですね。。。。。