アプネア・フリーダイビング 人間の身体の神秘 その4
前回は、「ブラッドシフト現象」について書きました。
水圧に対して、
身体が反応していく不思議を感じますよね。
普段、陸上で生活している私達としては、
なかなか想像出来にいくものですし、
鍛えてなんとかなるようなものではないので、
人間に備わっている機能と言うべきものでしょう。
適正
沖縄でフリーダイビングをしていた当時は、
自分らなりに、思考錯誤しながら、
潜っていました。
正直、ブラッドシフト現象が起きる深さまで行けてたかどうか?
これは、検査していないので、なんとも言えませんが、
40m前後を潜って、今でも生きているので、
内臓を守る動きをしてくれていたと思います。
が、
水圧にさらされた状態で、
もろに影響がある所があります。
気圧の変化でも、
この場所には、違和感が出るので、
飛行機に乗った時に、
自然と対応している人がほどんどだと思います。
耳
ですよね。
飛行機に乗ったら、耳抜きしませんか?
鼻をつまでん、息をふんとしたり、
出来る人は、唾を飲み込んでも出来ますよね。
アプネア・フリーダイビングを競技と捉えると、
酸素消費量を如何に抑えるか?
にかかってきます。
なので、
耳抜きを最小の動きでする、出来ることも必須となります。
これは、何人も見てきましたが、
人の体の一部ですから、向き不向きがあるんです。
当然、体調によっても出来難い日もあります。
自分は、この競技をやっていながら、適正はなかったです。。。。
耳の耳管が細くいて、耳抜きが出来難くかったのです。
耳に抜きができなくて、耳が痛くなり、
20mくらいに引き返したりする日もありました。
日によっては、10m程度も耳抜きが出来ない日も。。。。
結局、耳が痛くて病院で検査したのです。
結果、鼓膜が痛んでいました。
なので、深さを追求する事は、難しいと。
最高テクニック
結論として、フリーダイビングは、
耳抜きが出来難い人には難しいと思います。
頭を上にして潜るスキューバダイビングでは、
50m程度は潜っていたので、
頭を下にした状態での耳抜きは難しいのでしょうね。
耳に抜きが、スムーズ出来たり、
大深度を目指す人は、わざわざ唾を飲み込んだり、
無駄な酸素使わないテクニックを身につけています。
なんと、
顎を動かすだけで、耳抜きをしていました!
これはとても真似ができなかったですね。
PS
自分は、慢性副鼻腔炎だったので、
それも影響していたと思います。
暖かい沖縄でも、
1〜2月は体調も悪く、鼻が詰まる事が多かったですね。
耳抜きがスムーズに出来るように、
小細工で、ミント系のガムを潜る前に噛んだりしましたが、
数本潜ると、もう効果無しとなっていました。